無料で気軽にAI作曲 ― MusicGPT入門

AI音楽

知識不要、無料で試せるAI作曲

動画やブログのBGM、毎回探すの面倒…そう感じたことはありませんか?

MusicGPT を使えば、テキストで「落ち着いたピアノ」「SFっぽいシンセ」と書くだけで、数十秒のオリジナル音源を数分で作れます。

本記事は無料アカウントだけで30分体験。登録~生成~ダウンロードまで、初めてでも迷わない最短ルートを実演します。

アカウント登録(無料)

MusicGPTで実際に音源を生成するには、無料アカウントの作成が必要です。手順は数分で完了します。

ステップ1 MusicGPTにアクセス

ブラウザで MusicGPT の公式サイト にアクセスすると下記のような画面が表示されます。

Music GPT トップ画面
Music GPT トップ画面
Cookie利用の同意

初回アクセス時は、Cookie利用の同意バナーが表示されるので、適宜クリックして進めます。

Music GPT Cookie同意文への対応

一般的なCookie利用の同意文で、Accept または Reject をクリックで消せます。

ステップ2 アカウント登録の開始

公式サイト右上の Sign up をクリック。

Music GPT サインアップ開始
Music GPT サインアップ開始は右上のボタンから

ステップ3 登録方法の選択

ここではメールとワンタイムパスワードを利用した例を紹介します。
メールアドレスを入力し、Continue をクリックします。

Music GPT メールアドレス入力
Music GPT メールアドレス入力によるサインアップ手続き

Google, Facebook, Apple, Discordによるソーシャルログインも利用可能とのことですが、筆者の環境ではGoogleのみ選択可能でした。

ステップ4 ワンタイムパスワード入力

メールで届いたワンタイムパスワード(6桁の数字)を入力して認証を完了します。

Music GPT ワンタイムパスワード入力
Music GPT から送信されたメールに記載されているワンタイムパスワードを入力

画面やメールは英語ですが、基本的には「メールアドレスを入れて届いたメールからワンタイムパスワードを入力する」だけです。

一度ログインすれば、次回からは自動的に利用できます。

数分で終わるAI作曲を試してみよう

ここでは初回登録後、ブラウザで MusicGPT の公式サイト にアクセスし、ログインが完了した状態でのトップ画面からの手順を紹介します。

ステップ1 イメージを入力

生成したい音楽のイメージを自然言語で入力します。日本語でも動くようです。

Music GPTのプロンプト入力欄
Music GPT プロンプトは画面中央のボックスに入力。オプション指定もここから。

画面に並ぶ例も参考に、自然言語で端的に表現してプロンプトとして入力します。

Enterを押すと実行が始まってしまうため、特に日本語の入力は要注意。
クレジットも消費されるため、プロンプトはメモ帳など編集してペーストがおすすめ。

  • ジャンル(例:Lo-fi, Pop, Classical 等)
  • ムード(例:穏やか/エモーショナル/明るい etc)
  • 楽器(ピアノ、シンセ、ギターなど)やテンポ感

歌詞あり・なし、インストゥルメンタルのみ、などのオプションはボタン操作でチョイス。

プロンプト入力例
  • Calm piano music with soft strings
    (落ち着いたピアノと弦楽器)
  • Energetic EDM drop with heavy bass
    (エネルギッシュなEDMのドロップ、重低音)
  • Japanese-style ambient with shakuhachi and koto
    (尺八と琴を使った和風アンビエント)

日本語も対応?

今回試した範囲では、日本語の入力で歌詞生成も含めて動作しました。

MusicGPTでも日本語プロンプトを試す価値はありますが、結果が不安定なことを前提に試してみるのがおすすめです。

現時点では MusicGPT の公式ドキュメントに「日本語で書ける」という明確な記載は確認できません。

英語プロンプトを併用するか、簡潔で具体的な日本語表現を使うことで成功率を上げられる可能性があります。

他のAI音楽生成ツール(例:Suno、Udio)でも、日本語プロンプトで指示が反映されたという報告はあります。

ステップ2 生成の指示

「→」ボタンまたはEnterを押すとキューに生成タスクが入り、数分程度で音源が完成します。

ここでは1回の実行で2曲が生成され、Enterを押すと実行が始まり100クレジット消費されます。

Music GPT キューでのタスク一覧
Music GPT プロンプト入力後はタスクがキューに入る

今回は数分程度で生成が完了しましたが、混雑していると時間がかかる場合もあるようです。

ダウンロード時にもクレジット表記が出ますが、生成時に消費済なので気にせずダウンロードしましょう。

ステップ3 視聴とダウンロード

生成された音源をプレビューで聴き、気に入ったものをダウンロードしましょう。

Music GPT 生成された音楽のダウンロード
Music GPT 生成が完了した音楽を一覧からダウンロード。アイコンクリックでその場で視聴も可能。
クレジット無料枠について
  • 初回登録で 500クレジット が付与されます。
  • 1曲あたり 50クレジット を消費、同時に2曲生成で 100クレジット が消費されます。
  • つまり無料枠では 最大5回(10曲) まで試せます。
  • 有料プランに移行すると、より多くのクレジットが付与されます。

生成された音源のサンプル

実際に無料枠で生成されたサンプル2つ。シンプルな英単語で、1曲3分程度で完了しました。

違和感や破綻はなく、登録を含めても15分程度でこれが出てきたのは驚きです。

サンプル #01 Lofi for study

“Lofi for study”で生成したサンプルです。Instrumentalを有効にしています。

サンプル #02 Medieval fantasy

“Medieval fantasy”(中世ファンタジー)で生成したサンプルです。Instrumentalを有効にしています。

サンプルについて

本記事内の音源サンプルはデモンストレーション目的でのみ掲載しています。

商用利用は可能?

MusicGPT の規約では、有料プラン利用者には 生成した音楽に対する完全な商用権利(full commercial rights) が付与されると明記されています。

また、生成楽曲をダウンロードして利用すること自体は、個人利用・商用利用ともに許可 されています(公開条件などの規約遵守が前提)。

出典:MusicGPT Terms of Service

無料プランについては商用利用に関する記載がなく、体験や個人利用が前提と考えるのが安全です。  

規約は将来変更される可能性があるため、商用利用を行う際は必ず最新の利用規約を確認することをおすすめします。


まとめ 30分で試せるAI作曲

MusicGPTは無料枠を使うことで、「数分でプロンプトから音楽が生まれる」という体験を誰でも手軽に味わうことができます。

動画編集やブログ執筆でBGM探しに時間を取られていた人にとっては、まさに創作スタイルを変える存在になるでしょう。

活用シーン例
  • YouTube チャンネルのオリジナルBGM
  • note記事やブログの埋め込み音源
  • ゲーム実況・解説動画の効果音
  • 短いジングル制作など、ちょっとしたプロジェクトで使う

まずは無料クレジットで5回試してみてください。

きっと「AIに任せれば音楽を作れる」という新しい発想が、あなたの創作の幅を一気に広げてくれるはずです。

気に入ったら有料プランも検討し、実際に動画や記事に活用してみることをおすすめします。

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