Hugging Faceのサインアップからアクセストークン取得までの完全ガイド

基礎知識

はじめに

Hugging Face(ハギングフェイス)は、AIモデルやデータセットを共有するための世界最大級のプラットフォームです。
モデルをローカルで実行したり、Stable Audioなどの生成AIを利用する際には、「アクセストークン」の取得が必要になります。

この記事では、アカウント作成からトークンの設定までを最短で完了する手順を紹介します。
「英語で迷ってしまう」「どう進めればよ分からない」という方でも、この記事で迷わず完了できます。

ステップ1:Hugging Faceにサインアップ

1. 公式サイトへアクセス

[外部リンク:Hugging Face公式サイトURL](https://huggingface.co/)

右上の「Sign Up(サインアップ)」ボタンをクリックします。

2. 登録方法を選択

次のいずれかの方法で登録できます。

  • GitHubアカウント(おすすめ)
    → 開発にGitHubを利用する方は、こちらが連携もスムーズです。
  • Googleアカウント
  • メールアドレス+パスワード

ここでは最もシンプルな、メールアドレスとパスワードでの登録手順を紹介します。

メールアドレスと設定するパスワードを入力します。

その後、必須のユーザー名(Username)と姓名(Full name)を優先して入力します。
他の項目は登録完了後に編集でもOKです。

規約の内容を確認して「Create Account」をクリックしてアカウント登録を行います。

Hugging faceの規約は一般的なもので、個人利用では支障はないと考えて問題ありませんが、商用利用には規模に寄って契約が必要な場合もあります。適宜、翻訳など利用して確認しましょう。

登録後、確認メールが届くので認証リンクをクリックして有効化します。

ステップ2:ログインして設定ページへ

Hugging Faceにログイン後、右上のアイコンをクリックし、「Access Tokens」を選択します。

トークン管理画面に遷移します。

ステップ3:新しいアクセストークンを発行

トークン管理画面で「Create new token」をクリック します。


トークンの権限を選択し、任意の名称を入力します。
本サイトが紹介する記事での利用なら権限は参照のみのReadで十分です。
名称はトークンを利用するアプリやサービスの名前にしておくとわかりやすいでしょう。
「Creat Token」をクリックして次に進みます。

これでトークンが発行されます。
発行直後にしか表示されないので必ずコピーして保存しましょう。

ステップ4:トークンを環境に設定

Python環境の場合

huggingface_hubライブラリをインストールします。

$ pip install huggingface_hub

下記をターミナルで実行します。

$ hf auth login

表示されるプロンプトに、先ほどのトークンを貼り付けてEnter。 初回以降は内部的に保存されるので、毎回このコマンドを実行する必要はありません。

⚠️以前はhuggingface-cli loginコマンドが使われていましたが、最新版ではhf auth loginが推奨されています。

または環境変数で設定する場合

macOS / Linuxでは下記のように入力します。

$ export HUGGINGFACE_TOKEN="xxxxxxxxxxxxxxxxxx"

WindowsではPowerShellで次のように入力します。

$ setx HUGGINGFACE_TOKEN "xxxxxxxxxxxxxxxxxx"

ステップ5:動作確認

下記のコマンドで認証が通っているかを確認します。

$ hf auth whoami

正しく設定されていれば、自分のユーザー名が表示されます。

⚠️以前はhuggingface-cli whoamiコマンドが使われていましたが、最新版ではhf auth whoamiが推奨されています。

よくある質問(FAQ)

Q1. トークンを失くしたらどうすれば?

→ 古いトークンを削除し、新しいものを発行してください。セキュリティのため再発行が推奨です。

Q2. トークンを他人に見せても大丈夫?

→ 絶対にNGです。GitHubやノートに誤って載せないよう注意しましょう。

Q3. 複数のトークンを作ってもいい?

→ 問題ありません。プロジェクトごとに分けると管理しやすくなります。

Q4. CLIでログインできない場合は?

pip install -U huggingface_hub で最新版に更新してから再試行してください。

Q5. 企業利用の場合は?

→ Enterpriseプランもあります。商用利用ポリシーは[外部リンク:ライセンスページURL]を確認してください。

まとめ

Hugging Faceのトークンは、AIモデルを安全に利用するための認証鍵です。
特にStable AudioやTransformersなどの利用には必須なので、初期設定の一部として確実に済ませておきましょう。

  • ✅ サインアップ:GitHubまたはGoogleが便利
  • ✅ トークン発行:Read権限で十分
  • ✅ 保存:発行直後にメモ
  • ✅ 設定:huggingface-cli loginで登録

次の記事では、トークンを利用してStable Audio Openをローカルで動かす手順を紹介しています。

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