こんにちは、パレイド思想部です。
前回はフォーカスモードで「今やっていること」に集中する設計を紹介しました。今回はもう一段引いて、1日のうち「いつ」集中するかを設計します。
趣味の時間にもオンオフは必要
本連載が扱うToDoは、仕事のタスクだけではありません。個人プロジェクト、趣味、学習——自分で決めた活動にも「やる時間」と「やらない時間」の区切りが必要です。
GoogleカレンダーやOutlookとの連動も考えましたが、予定がない時間帯を「空き」と見なすと休む暇がなくなってしまいます。「やりたいときにやる」、モチベーションが重要な動機となる趣味のスタイルとは合いません。もっとシンプルに、「基本の稼働時間帯」を決めておき、その枠内でタスクに取り組むアプローチを採りました。
稼働時間外は心理的に解放されます。「今は休みの時間だから、やってもやらなくていい」——この自由度と安心感は、持続的にタスクに取り組むための燃料です。
アナログ時計と稼働時間アーク
稼働時間は、直感的に作業をすべき時かが判別できるよう、ウィジェット表示としました。
また、文章に残す目的などでデジタルの時間も知りたい時もあります。目的が異なるため、シンプルに別のウィジェットとしました。

設定ファイルによる時間帯定義
アナログ時計は、☀️6:00-18:00の「日中」、🌙18:00-6:00の「夜間」で表示を切り替えています。仕事と趣味を分ける、という考え方が多い現代では、午前・午後という区別はそれほどフィットしないでしょう。
午前・午後という区分は、太陽が南中する「正午」を基準にした時間の分け方です。
つまりこれは生活や働き方ではなく、天文学的な観測に由来する区分であり、ワークスタイルは別の枠で管理するのが自然でしょう。
SVGアークで稼働状況を可視化
稼働時間は、アナログ時計上にアーク(円弧)で表現しています。

- 🟢 緑 = 稼働時間
- 🟠 橙 = 休憩時間
稼働時間と休憩時間は設定ファイルで切り替えられるようにしました。
稼働時間中は、一定時間以上の間が開くと、AIが自動でToDoを開いてポモドーロタイマーを開始する仕様としました。無視しておくことも可能ですが、🍅がどんどんタスクに溜まっていくのがポイントです。
趣味であれば、「稼働時間」も自分で決めたものですし、その時間に何をするのもしないのも自由です。ただ🍅が記録されることで、稼働時間の設定を見直す、または自分の中の優先度を見直す起点となります。
時報チャイム
稼働時間内は、毎正時にチャイムを鳴らす仕様としています。システム設定の効果音と、AIが時刻を知らせるメッセージを発話します。さりげないリズムが、時間の経過を意識させます。
ToDo実行中の集中モードであっても鳴らすことで、ToDoに集中しすぎることを防ぎます。「もっとやりたい」という気持ちを少し残しておくことが、継続のコツでもあります。
これは心理学でいうツァイガルニク効果に近い状態です。
未完了の課題は強い関心やモチベーションを維持しやすいことが知られています。
稼働状態の判定
isWorkingHours 関数が現在時刻をチェックし、稼働中/休憩中/時間外を判定。ダッシュボードの各ウィジェットやタスクピックアップのロジックが、この状態を参照してUIを切り替えます。
振り返り
稼働時間の管理は、一見するとただのスケジューラーに見えます。しかし本質は境界線の可視化です。「今は作業時間」「今は休んでいい」が目に見えることで、切り替えのコストが下がります。
次回は、タスクへの感情——モチベーションの問題に踏み込みます。





