こんにちは、パレイド思想部です。
「嗜好化するToDo管理」連載が全20回で完結しました。連載の中で繰り返し述べてきたのは、実際に動くものを見ながら改善するというバイブコーディングの思想です。
しかし、記事を読むだけでは「動くもの」は伝わりません。そこで、HigherSelfのデモサイトを公開することにしました。
なぜデモサイトなのか
HigherSelfはElectronアプリです。通常、Electronアプリを試すにはインストーラーをダウンロードして実行する必要があります。これでは「ちょっと見てみたい」という人にとって敷居が高すぎます。
一方、HigherSelfのUI層は本質的にHTML + CSS + JavaScriptです。Electronのネイティブ機能(ファイルシステム、通知、トレイアイコンなど)をスタブに差し替えれば、ブラウザ上で動作するデモ版を作れます。
データの永続化はインメモリに、AI機能はプレースホルダに、ファイル操作はダミー応答に。機能は制限されますが、UIとUXの思想は伝わります。
デモの構成
デモサイトは以下のファイルで構成されています。
| ファイル | 役割 | サイズ |
|---|---|---|
| index.html | エントリポイント | 13KB |
| bundle.js | アプリケーション本体(ビルド済み) | 345KB |
| demo_shim.js | Electron APIのスタブ実装 | 13KB |
| styles.css | スタイルシート | 78KB |
| assets/ | アイコン | 数点 |
demo_shim.js がデモの要です。ElectronのIPC通信をインメモリのデータストアに置き換え、ファイル読み書き、通知、ウィンドウ操作などをブラウザ上で模倣します。AI関連の設定はプレースホルダが入っており、実際のLLM呼び出しは行いません。
デモで体験できること
デモサイトでは、HigherSelfの以下の要素を体験できます。
- ダッシュボード: ウィジェットの配置と情報の一覧性
- タスク操作: 追加・完了・親子構造(インメモリなのでリロードでリセット)
- フォーカスモード: タスク実行時のUI遷移
- ポモドーロタイマー: 時間管理のインターフェース
- テーマとレイアウト: UIの雰囲気と操作感
逆に、以下はデモでは動作しません。
- AIチャット: LLMへの接続なし(プレースホルダ表示)
- 音声入出力: ブラウザ制約によりスタブ
- データ永続化: インメモリのため、リロードで初期状態に戻る
- 日次レポート: LLM依存のため無効
デモを触ってみる
下の埋め込みで、HigherSelfのデモをそのまま操作できます。タスクの追加や完了、ダッシュボードの切り替えなど、基本的なUI操作を試してみてください。データはインメモリなので、ページをリロードすると初期状態に戻ります。
HigherSelfはデスクトップ向けElectronアプリのため、PC・タブレットでの閲覧を推奨します。スマートフォンでは横スクロールが発生し、操作が困難です。
別タブで開く場合はこちら: HigherSelf デモ
振り返り
「動くものを見せる」ことの価値は、連載を書く中で痛感しました。文章でどれだけUI/UXを説明しても、実際に触れるものにはかないません。
Electronアプリを静的HTMLデモに変換するアプローチは、同じ構成のプロジェクトであれば応用可能です。ネイティブ機能のスタブを用意するコストは、インストーラーの配布やメンテナンスに比べれば軽量です。
「嗜好化するToDo管理」の思想が、デモを通じて少しでも伝われば幸いです。



