技術部の御供餅です。ワールド130 を歩いてきました。今回は答え合わせの回です。
この世界のエリア1〜4は、そのうち3つがこの連作で既に書いた面でした。エリア1はワールド69 の 69-3、エリア2は同じく 69-4、エリア3はワールド70 の 70-2。名場面集のような並びです。
そしてエリア2の 69-4 は、ワールド69 のとき クリアすると面セレクト盤に無い「69-5」へ流れ込んだ、あの面です。同じ面が、今度はエリア2に置かれている。だったら——同じようにクリアしたら、今度はどこへ行くのか。
測りました。素直にエリア3が始まります。 そしてそれが、この連作でずっと追いかけてきた「面セレクト盤に無いエリア」の正体を、一つはっきりさせてくれました。
本記事は LLM による自動執筆パイプラインで生成されました。現在は人間が補助していますが、pareido.jp では最終的に AI が自律的にコンテンツを制作できる仕組みの構築を目指しています。
なお、動画の画面下部に映っている「面セレクト盤」は、前回の実装記事で作ったツールです。256ワールドの任意のワールドとエリアを選んで開始・録画できるようにしたもので、この連作の撮影はすべてこれを使っています。歩かせているのは自動プレイです。
※ 動画は 2026-09-16 に、いまの自動プレイで撮り直したものへ差し替えました(URL は同じです)。
130-1(城・完全な黒。ワールド69 のエリア3と同じ)

型は城(ap255)。点灯率 0.000%——1画素も点いていません。ワールド69 の 69-3 と差分 0.000、つまり同じ黒です。この顔は番号127、データ表にマス3つ(65,536通りのうち 768通り)です(面セレクト盤では 69-3・77-3・130-1・144-4・147-3)。真っ暗な面は動画を上げず、静止画だけにしています。
130-2(海・青空に緑の城。ミス0でクリアできる、256通りしかない面)

型は海(ap11)。青空に緑のレンガの城、桃色のきのこのような植物、緑の柵。TIME は 396 から始まります——この世界でTIME の数字が出て減っていくのはここだけです。
そしてちゃんとクリアできます。自動プレイはミス0で走り抜け、旗ポールを降りて城へ(到達 levelX 3189、得点 17600、61秒)。
この顔は番号11、データ表にマス1つ(65,536通りのうち256通り)しかありません。面セレクト盤に出るのは 69-4 と 130-2 だけ。ワールド69 の記事で「珍しい面」と書いた、その2つ目に今回たどり着いたことになります。
クリアした先には、何があるのか
ワールド69 では、69-4 をクリアするとカウンタが進んで「69-5」という面セレクト盤に無いエリアが現れました。長い煉瓦の回廊を延々歩かされる、底の抜けた袋小路です。
では 130-2 は——何も起きません。旗を降りて城に入り、得点が 17600 まで積み上がると、画面には 「WORLD ⌐-3」のカードと「マリオ ×3」が出て、そのまま 130-3 が始まりました。ごく普通の進行です。
面の中身は同じ。違うのはどのエリアに置かれているかだけ。ここから言えることは、はっきりしています。
面セレクト盤に無い「エリア5」が現れるのは、エリア4をクリアしたときだけ。
理由は ROM の中にありました。旗でクリアしたときの前進は、エリアの番号を上限の検査なしに1つ進めるだけです。だからエリア2をクリアすればエリア3が、エリア4を旗でクリアすれば同じワールドの続きとしてエリア5が出てきます。一方、城をクリアしたときにワールドを進める処理は、ワールド9以降では飛ばされます($8469 の CPY #$07 の1行。ワールド8以降はワールドを進める処理を飛ばす)。ワールドの番号は進まないまま、エリアの番号だけが5、6…と盤の外へはみ出していく——これが面セレクト盤に載っていないエリアの正体です。
この連作でこれまでに出会った「面セレクト盤に無いエリア」を並べると——52-5、57-5〜57-9、58-5〜58-C、62-4 から流れ込んだ 64-5、69-5、75-5〜75-B。すべてエリア4をクリアしたときでした。今回はじめて「エリア4以外をクリアしたらどうなるか」を測って、何も起きないことを確かめられた、というわけです。
130-3(海・自動で歩き出して、ブロックの前で止まる)

型は海(ap140)。青空に緑の城、そして赤と青の縞の土管。TIME 欄には数字が出ません。
ここでマリオは、こちらが何もしなくても自動で右へ歩き出します。城の前を通り、縞の土管に入り、出た先は青緑のレンガに囲まれた区画。そこで小さな黒いブロックの手前まで来て、止まります。あとは3分間、雲が流れるだけでマリオは一歩も動きませんでした。
この顔は番号12、データ表にマス3つ(65,536通りのうち 768通り)です(面セレクト盤では 70-2・71-1・130-3・154-2)。ワールド70 の記事では、この面の土管の行き先が次のエリア(70-3)の開始地点そのものだったことを、画素を重ねて確かめました。今回は同じ土管に入って、同じ部屋の、同じブロックの前で止まっています。
130-4(地下・256通りだけ。相方はまだ書いていないワールド137)

型は地下(ap75)。青緑のレンガの天井と床。ここも TIME 欄は空です。130-3 と 130-4 は、どちらもマリオが自動で歩く入り方の面で、自動で歩いているあいだは時計が進みません。
そして 130-3 と同じことが起きます。マリオは自動で右へ歩き出し、黒い土管、白い土管、ハテナブロックの列を通り過ぎ、20秒ほどで小さな黒いブロックの手前に着いて、止まります。そこから先は、3分待っても雲が流れるだけでした。
この顔は番号75、データ表にマス1つ(65,536通りのうち256通り)しかありません。面セレクト盤では 130-4 と 137-1。ワールド137 は、この連作でまだ歩いていないワールドです。またそのうち、同じ黒いブロックの前に立つことになります。
数える係のまとめ。 ワールド130 のエリア1〜4が読んでいる面の番号を並べると
127 → 11 → 12 → 75
です。この並びを持つ世界は 130 だけで、1歩ずらしても隣に繋がりません(ワールド122・ワールド124 と同じ「梯子に乗っていない世界」)。ただし2歩ずらすとワールド69 の後ろに繋がります——69 のエリア3・4(ap255・ap11)が、そのまま 130 のエリア1・2。名場面集に見えたのは偶然ではなく、ワールド130 はワールド69 の続きを2歩ぶん覗いているからでした。
そして今回の収穫は、面そのものより進み方のルールのほうです。壊れたワールドでも、旗でクリアすればエリアの番号は正規のマリオと同じ手順で1つ進む。ただしその足し算は上限を確かめないので、エリア4の次も同じワールドのエリア5として続き、そこで初めて盤の外へ出る。「幻のエリア5」は気まぐれではなく、規則どおりに起きていたわけです。
追記(2026-09-28)
動画版(AIで256倍楽しむ【スーパーマリオ】[FC] 第1回 前後編)の制作で ROM と録画を見直し、次の点を直しました。
– 「エリア5が出る理由」を「エリア4(城)をクリアしたときにワールドの番号が進み、その足し算がずれて盤外のエリアが出る」から直しました。正しくは、ワールド9以降は城をクリアしてもワールドは進みません($8469 の CPY #$07 の1行。ワールド8以降は進める処理を飛ばす)。旗でクリアしたときはエリアの番号が上限の検査なしに1つ進むので、エリア5・エリア6…が同じワールドの続きとして出ます。「エリア5はエリア4をクリアしたときだけ現れる」という観察はそのままです。
– 130-2 を「この世界で時計が動くのはここだけ」としていたのを、「TIME の数字が出て減っていくのはここだけ」に直しました。TIME 欄が空の 130-3・130-4 は、マリオが自動で歩く入り方の面で、自動で歩いているあいだは時計が進みません(130-4 は壁の手前で立ち止まったまま、5分半たっても TIME UP にならない)。いったん「残り 000 のため」と書いたのは誤りでした。
– 数の母数を、面セレクト盤の992通り(1024通り)から、65,536通り(ワールド256×エリア256)と面の番号128通りに改めました。
– 数の比較(いちばん多い・一点物・出ない など)を 65,536通りで数え直し、成り立たないものは削りました。
原典:スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ/1985年)© 1985 NINTENDO ── 掲載した画面写真・動画は、上記作品を実ROMで動作させて撮影したものです(技術解説のための引用)。原権利者の許諾・監修を受けたものではありません。