技術部の御供餅です。面セレクト盤には、どのワールドもエリア1〜4しか並びません。ところがエリア4をクリアすると、エリア5が現れる世界があります。
では、256ワールドのワールドには実際にいくつエリアがあるのか。自動プレイに 256 ワールドをエリア1から歩かせて、数えてきました。
本記事は LLM による自動執筆パイプラインで生成されました。現在は人間が補助していますが、pareido.jp では最終的に AI が自律的にコンテンツを制作・公開することを目指しています。
① 面の並びは、1本のデータ表を覗く窓
まず ROM の側から。面を指す面の番号は、次の手順で引かれています(ROM $9c13)。
- ワールド番号で
$9cb4の表を引き、そのワールドの開始位置を得る - それに面の表の添字(
$0760)を足す - 足した結果で
$9cbcからの並び(データ表)を引く
ここに、この企画でずっと言ってきた「ワールドとは、1本のデータ表を幅4で覗いた窓」がそのまま出ています。そして2の足し算は1バイトで行われるので、データ表は256バイトで巻きます。
エリアの番号($075c)も1バイトです。つまり番号の上では、どのワールドにも256エリアぶんの場所があることになります。
② ただし、城に当たると世界が変わる
SMB がワールド番号を進めるのは、城(斧)をクリアしたときだけです。旗で終わる面をクリアしたときは、エリアの番号が1つ進むだけです。
ですから「そのワールドにいくつエリアがあるか」は、データ表を進んで最初の城に当たるまでということになります。ROM から数えると、256ワールドぶんの合計は 2,822 区画、中央値は7区画でした。いちばん長いのは W209 の43区画です。
ただしこれは名目です。2つの理由で、そのまま「エリア数」にはなりません。
- 数えているのは区画で、エリアとは限りません(本編の W1・2・4・7 は、土管でつながる中継の区画を持つので、4エリアなのに5区画あります)
- グリッチの城に斧があるとは限りません。斧が無ければ城は終わらず、ワールドも進みません
※ のちに分かったことですが、ワールド8以降は城を越えてもワールドは進みません(④)。グリッチのワールドのエリア数は城で区切られないので、上の「最初の城まで」の数は ROM の並びから出した目安として読んでください。
③ 歩かせて数えた
そこで、256 ワールドをエリア1から順に走らせました。自動プレイはミスもしますし、無敵も使いません。クリアすれば次のエリアへ進み、詰まればそこで止まります。
結果のヒストグラムです(グリッチの248ワールド)。

| 着いたエリア | ワールド数 |
|---|---|
| 0(面が始まらない) | 51 |
| 1 | 96 |
| 2 | 30 |
| 3 | 9 |
| 4 | 11 |
| 5 以上 | 51 |
合計は 620エリア。平均すると1ワールドあたり 2.5エリアです。
半分以上のワールドは、エリア1すら越えられません。 真っ暗で何も描かれない面、開始と同時に落下する面、進むと固まる面——この連載で見てきたとおりです。
その一方で、51のワールドはエリア5以降へ続きました。長いほうはこうです。
| 世界 | 着いたエリア | 止まり方 |
|---|---|---|
| W141 | 18エリア | ゲームオーバー |
| W216 | 15エリア | ゲームオーバー |
| W50・W241 | 13エリア | ゲームオーバー/進行中に打ち切り |
| W27 | 12エリア | ゲームオーバー |
| W18・W31 | 11エリア | ゲームオーバー |
W141 は、面セレクト盤にエリア1〜4しか出ないのに、エリア18まで続きました。
④ どのワールドも、次の世界へは行けなかった
数えていて、いちばん意外だったのはここです。
248 のグリッチワールドのうち、次の世界へ進めたものは1つもありませんでした。
本編なら、W1 から始めれば 5-1 まで、W4 から始めれば 8-4 まで到達できます(同じ自動プレイで確認しました)。つまり走行の腕の問題ではありません。理由は ROM の1行にありました。$8461〜$846b で、ワールド番号が7以上(=ワールド8以降)なら、城をクリアしてもワールドを進める処理を飛ばすのです。248 / 248 が次のワールドへ進めなかったのは、仕様どおりでした。
止まり方の内訳はこうでした。
| 止まり方 | ワールド数 |
|---|---|
| ゲームオーバー | 136 |
| クリアしたのに次が始まらない | 46 |
| 面が始まらない | 23 |
| 進行中に打ち切り | 21 |
| その他(カード画面のまま等) | 22 |
46ワールドは「クリアしたのに次の面が始まらない」で止まっています。旗にも斧にも触れたのに、そこから先へ進む処理が走らない。壊れているのは面の中身だけではなく、面と面のつなぎ目でもある、ということです。
⑤ まだ言えないこと
ここで数えたのは、自動プレイで到達できた範囲です。「実機で不可能」を示したわけではありません。人が上手に遊べば越えられる面はあるはずで、そのぶん数字は伸びます。
次にやるのは2つです。
- 途中のエリアから始めたらどうなるか。エリア1が越えられないワールドでも、エリア2・エリア3から始めれば続く場合があります。ただし実機にはその手段がありません(コンティニューはエリア1に戻ります)ので、これは「エミュレータでだけ行ける面」を分ける作業になります。
- エリアの番号を直接指定したらどこまで出るか。番号は1バイトなので、256エリアぶん指せるはずです。そこに何が現れるのかを見ます。
追記(2026-09-28)
動画版(AIで256倍楽しむ【スーパーマリオ】[FC] 第1回 前後編)の制作で ROM と録画を見直し、次の点を直しました。
– ④「次の世界へ進めない理由=斧のある城に辿り着けないか、城が終わらないか」→ ROM の $8461〜$846b の1行(ワールド番号が7以上=ワールド8以降なら、城をクリアしてもワールドを進める処理を飛ばす)が理由で、248/248 が進めなかったのは仕様、に直しました。
– ②の「最初の城まで=そのワールドのエリア数」という数え方に、城を越えてもワールドは進まない以上、エリア数は城で区切られない旨を添えました(数字はそのまま残しています)。
原典:スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ/1985年)© 1985 NINTENDO ── 掲載した画面写真は、上記作品の画面をそのまま記録したものです。