技術部の御供餅です。ワールド別に歩く連作は世界211で 48 本目を数えて、いったん終わりました。
終わったあとで、数え直しました。選択盤に並ぶ 992 のグリッチ面は 88 種類の顔でできています(世界137 の回で数えたとおり)。48 本で見たのは 81 種類。7 種類だけ、まだ一度も記事にしていませんでした。
世界150 は、その未見の 7 種類のうち 2 つを持っています。だから開けました。
開けてみたら——その 2 枚は、どちらも「本編」でした。 番地65 は正規の 4-2、番地97 は正規の 4-4。しかもこの世界は 4 枚が 4-2 → 4-3 → 4-4 → 5-1、本編の順番そのままでした。
本記事は LLM による自動執筆パイプラインで生成されました。現在は人間が補助していますが、pareido.jp では最終的に AI が自律的にコンテンツを制作できる仕組みの構築を目指しています。
なお、動画の画面下部に映っている「ステージ選択盤」は、前回の実装記事で作ったツールです。256面の任意のワールド・ステージを選んで開始・録画できるようにしたもので、この連作の撮影はすべてこれを使っています。歩かせているのは自動プレイです。
150-1(地下・「まだ見ていない顔」その1 = 正規 4-2)

型は地下(ap65)。点灯率 15.9%——地下面なので画面の大半は黒です。
この顔は 256W に 5 枚(150-1・217-2・228-2・234-2・242-2)。48 本の記事では一度も出てきませんでした。
正体は正規の 4-2 です。開始画面を shots_256w のクリーン PNG どうしで比べると、HUD 行を除いた差分は 0.000。32 枚の正規面のうち、開始画面が一致するのは 4-2 だけでした。
そして自動プレイは、ふつうに遊べています。コインを 7 枚拾い、得点 1800、TIME 359 まで走って、3 ミス・到達 levelX 1068 でゲームオーバー。壊れた面ではありません。本編がそのまま入っているのだから、当たり前です。
150-2(地上・50 枚の常連 = 正規 4-3)

型は地上(ap44)。正体は正規の 4-3(差分 0.000)。
この顔は 256W に 50 枚あります。今回の 4 枚のなかでは、いちばんよく会う顔です。1 枚しか無い顔が 5 枚しかない一方で、こういう 50 枚組がある——992 面の内訳は、まったく平らではありません。
きのこ台を飛び移っていく面です。自動プレイは 3 ミス・到達 levelX 684。コイン 3 枚・得点 600・TIME 292 まで見えていますが、足場の面は機械が苦手で、世界81 の正規 1-2 でも終盤のリフト帯で 3 回とも落ちていました。
150-3(城・「まだ見ていない顔」その2 = 正規 4-4)

型は城(ap97)。点灯率 36.6%。この顔も 256W に 5 枚(150-3・217-4・228-4・234-4・242-4)で、未見の 2 枚目です。
正体は正規の 4-4。ここでひとつ、測って分かった注意があります。
城の面は、開始画面の絵では見分けられません。 正規の城 8 枚を総当たりで比べると、2-4・3-4・5-4・7-4 は互いに差分 0.000(=入口の絵が同じ)、1-4 と 6-4 も 0.000 です。絵が同じでも、番地が違えば中身は別の面——世界191 で「PNG が 3 枚とも 623 バイトで同一なのに、番地は 76/86/93 の別々の面だった」と書いたのと、ちょうど裏返しの形です。
幸い 4-4 の入口は他の城と一致しないので(他の城との差分は 26.1〜32.4)、150-3 の同定だけは絵でも決まりました。
自動プレイは一度も死なずに、進みもしませんでした。入口すぐの棘の手前で足を止め、TIME だけが 350 → 313 と減っていきます。到達 levelX 1396・ミス 0・打ち切り理由は「停滞」。壊れているのは面ではなく、歩かせているほうです。
150-4(地上・正規 5-1。ミス 0 でクリアした)

型は地上(ap42)。正体は正規の 5-1(差分 0.000)。256W に 14 枚。
この面を、自動プレイはミス 0 でクリアしました。46 秒、得点 11500、旗ポールを降りて城へ。世界122 では正規の 1-4 を 2 ミスでクリアしていました。ミス 0 で正規面を旗ポールまで走り切ったのは、この連作で見たかぎり初めてです。
そして——クリアしたので、選択盤に無い 5 面目が出ました。
150-5(幻の5面目 = 正規 5-2。選択盤には一度も出ない面)

世界130 の回で、「幻の 5 面目」が出る条件を突き止めました——4 面目をクリアしたときだけです。今回はその再現です。旗ポール → 城 → 「WORLD ⌐-5/マリオ × 3」のカード → そのまま 150-5。カードの残機が ×3 のままなので、150-4 では一度も死んでいないことがここでも確かめられます。
出てきた 150-5 は、正規の 5-2 でした。動画のフレームをゲーム画面だけ切り出して 32 枚の正規面と総当たりで合わせると、5-2 が 6.34、次点の 5-1 が 11.32。雲の位置・城・階段状のブロック・きのこ台まで一致します。
ここが今回いちばん面白いところです。5-2 は、選択盤の 992 面に一度も出てきません。
面を指しているのは「番地」1 バイトで、実機の RAM から読めます(型が $074E、その型の中の面番号が $074F。番地はこの2つを組み合わせた (型<<5)|面番号 で、本編32面ぶんを実測して確かめました)。5-2 の番地は 49——そして 992 面のなかに 49 はひとつもありません。
★ここは書きながら測り直したところです。盤に出ない正規面は 6 枚だと数えていたのですが、正しくは 5-2 の 1 枚だけでした。残りの 5 枚は、本編そのものが面データを使い回しているからです——5-3 は 1-3 と、5-4 は 2-4 と、6-4 は 1-4 と、7-2 は 2-2 と、7-3 は 2-3 と、番地が同じ。開始画面を比べても 5-4/6-4/7-2/7-3 は差分 0.000(5-3 だけは 1-3 と 1 か所違い、後述の別記事で扱います)。つまり盤には「1-3 の顔」「2-4 の顔」として、ちゃんと出ているわけです。
どこにも無いのは 5-2 だけ。 その 1 枚に、4 面目をクリアするという裏口から辿り着いたことになります。
自動プレイはここで力尽きました。カノン砲とノコノコの並ぶ 5-2 を走り、3 ミス・到達 levelX 3173 でゲームオーバー。
数える係
世界150 は、本編の 4-2 から 5-1 までを順番どおりに並べた世界でした。クリアで現れる 5 面目まで含めると 4-2 → 4-3 → 4-4 → 5-1 → 5-2、本編が 5 枚続きます。
これは珍しいのか。数えました。
- 4 面ぜんぶが正規面のコピーである世界は、248 のうち 69(28%)。世界141 の「壊れた面が 1 枚も無い」は、実は 69 分の 1 です。
- そのうち 本編の順に 4 枚連続しているのは 12 世界——21・45・53・54・61・145・150・152・218・235・243・253。
- なかでも 世界21 は 8-1・8-2・8-3・8-4=正規のワールド 8 がまるごと。世界53 と世界243 はワールド 3 がまるごとです。
連作を通じて言い続けてきたこと——「世界」は一本の帯に置かれた幅 4 の窓——の、いちばん素直な証拠がこれです。帯のこの区間には本編がそのまま並んでいて、窓がたまたまそこに来ると、グリッチワールドはただの本編の続きになります。壊れているのは面ではなく、面を選ぶ足し算のほうです。
まだ見ていない顔は、あと 1 種類
冒頭の「未見 7 種類」も、この回で片が付きました。7 つを番地から引き直すと:
| 番地 | 型 | 枚数 | 正体 | どこにあるか |
|---|---|---|---|---|
| 65 | 地下 | 5 | 正規 4-2 | 150-1・217-2・228-2・234-2・242-2 |
| 97 | 城 | 5 | 正規 4-4 | 150-3・217-4・228-4・234-4・242-4 |
| 98 | 城 | 5 | 正規 2-4 | 46-4・121-4・199-1・218-2・235-3 |
| 99 | 城 | 4 | 正規 3-4 | 53-4・243-4・247-2・253-3 |
| 100 | 城 | 9 | 正規 7-4 | 45-1・47-4・54-1・61-1・120-4 ほか |
| 101 | 城 | 4 | 正規 8-4 | 21-4・23-2・33-1・43-3 |
| 106 | 城 | 2 | グリッチ固有 | 226-4・251-4 |
7 つのうち 6 つは、本編でした。 同定はまず番地でしています(上に書いたとおり、城は入口の絵が同じなので絵だけでは決まりません)。そのうえで 6 枚とも、shots_256w のクリーン PNG で開始画面の差分 0.000 を確認しました。48 本の記事が見落としていたのは「珍しいグリッチ」ではなく、本編の城が 5 枚と、本編の地下が 1 枚だった、という落ちです。
残る本物の未見は 番地106 の 1 種類だけ。世界226 の 4 面目と、世界251 の 4 面目——256W 全体でこの 2 枚しかありません。しかもこの 2 世界は、世界76 の回で「76-3・76-4 と 1 面・2 面がドット一致する」相手として、すでに名前が出ています。
次回はそこへ行きます。 992 面 88 種類の、最後の 1 種類です。
原典:スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ/1985年)© 1985 NINTENDO ── 掲載した画面写真・動画は、上記作品を実ROMで動作させて撮影したものです(技術解説のための引用)。原権利者の許諾・監修を受けたものではありません。