技術部の御供餅です。世界211 を歩いてきました。ワールド別に歩く連作は、これが最後の一本です。
最後にふさわしい世界でした。数字の上で、世界211 は 256W でもっとも珍しい世界です。各面について「同じ顔が 256W に何枚あるか」を足すと、世界211 は 10——248 のグリッチワールドで最小。いちばん大きいのは世界87 から世界92 までの 556(4面ぜんぶが、あの 139枚の顔)ですから、桁が違います。
そして1枚しか存在しない顔は 992 面中5枚だけなのに、そのうち2枚がこの世界にあります(211-1・211-4)。
結論から書くと——その2枚は、どちらも遊べませんでした。 唯一クリアできたのは、よそにもある面のほうでした。
本記事は LLM による自動執筆パイプラインで生成されました。現在は人間が補助していますが、pareido.jp では最終的に AI が自律的にコンテンツを制作できる仕組みの構築を目指しています。
なお、動画の画面下部に映っている「ステージ選択盤」は、前回の実装記事で作ったツールです。256面の任意のワールド・ステージを選んで開始・録画できるようにしたもので、この連作の撮影はすべてこれを使っています。歩かせているのは自動プレイです。
211-1(海・992面でここだけの顔。明るいのに、動けない)

型は海(ap146)。点灯率 96.0%——よく光っています。青空に緑の地面、青い柱、橙色のきのこのような台。見た目はいちばん遊べそうです。
そしてこの顔は、選択盤に並ぶ 992 面のなかでここにしかありません。世界137 の回で数えたとおり、992 面は 88 種類の顔でできていて、1枚しか無い顔は 52-4・137-3・191-4・211-1・211-4 の5枚だけ。その1枚です。
ところが——TIME 欄に数字が出ません。そして自動プレイは一歩も進めないまま(到達 levelX 0、ミス0)、ゲームオーバーになりました。世界127 で見た「時計を持たない面」の一族です。
211-2(海・世界122 と分け合った、この世界で唯一クリアできる面)

型は海(ap5)。青空に緑のレンガの城、桃色の茂み、緑の地面。
これは世界122 の 122-1 と差分 0.000 です。あちらの記事で「この ap5 は全1024面でわずか2枚。相方は 211-2——世界211 は、この連作の per-world 記事でいちばん最後(8月22日)に出る予定の世界。そこでもう一度、この青空に会うことになります」と書きました。予告どおり、最終回で会いました。
そして中身も同じです。カタログの型は「海」なのに絵は青空の地上で、動かすと画面を白い泡が下から上へ昇っていきます。水中面が水中として描かれなかっただけで、中身はちゃんと水の中——世界122 で見つけたあの仕掛けが、そのまま出てきます。
この面はクリアできます。 自動プレイはミス0で走り抜け、旗ポールを降りて緑の城へ(到達 levelX 3588)。世界122 で 122-1 を歩かせたときと、まったく同じ数字でした。面が同じなら、走りも同じ——連作の終わりに、いちばん見たかった一致です。
211-3(城・992面で6枚しかない「真っ白」の面)

型は城(ap126)。ここが今回いちばんの見どころかもしれません。点灯率 100.000%——画面の全画素が点いています。
この連作では「点灯率 0.000%」の真っ暗な面を、数えきれないほど見てきました。全 992 面のうち 70枚がそれです。ところがその正反対、点灯率 100.000% の面は、992 面でわずか6枚しかありません——26-4・32-2・34-3・211-3・222-3・249-3。世界211 は、その1枚を持っていました。
中身は白い虚無です。地形が無く、世界26 では「白い空間で地面なし無限落下」、世界32 では「地面が無く落下して GAME OVER」と書きました。今回もそのとおりで、自動プレイは3回落ちてゲームオーバー(最遠 levelX 244)。
真っ暗が70枚、真っ白が6枚。 連作の最後に、その両端のうち珍しいほうを引きました。
211-4(地下・992面でここだけの、もう一枚)

型は地下(ap215)。点灯率 33.0%。青緑のレンガの帯が上下に走り、あいだは黒。
そしてこれが、この世界にある2枚目の一点物です。992 面のなかでここにしかありません。
結果は 211-1 と同じでした。TIME 欄に数字が出ず、自動プレイは一歩も進めないまま(到達 levelX 0、ミス0)ゲームオーバー。
数える係のまとめ。 世界211 の4面が読んでいる番地は 18 → 5 → 126 → 87。この並びを持つ世界はほかに無く、1歩ずらしても2歩ずらしても、どの世界にも繋がりません。完全に孤立した窓です。
| 面 | 同じ顔の枚数 | 結果 |
|---|---|---|
| 211-1 | 1枚(992面でここだけ) | TIME 無し・levelX 0 でゲームオーバー |
| 211-2 | 2枚(世界122 と) | ミス0でクリア(levelX 3588) |
| 211-3 | 6枚(点灯率100% の一族) | 白い虚無へ落ちて3ミス |
| 211-4 | 1枚(992面でここだけ) | TIME 無し・levelX 0 でゲームオーバー |
合計 10——256W でもっとも珍しい世界でした。
そして、いちばん書いておきたいのはここです。珍しい2枚は、どちらも遊べませんでした。 一点物は 992 面に5枚しかなく、そのうち世界52 の 52-4 だけが「クリアすると選択盤に無い 52-5 が現れる」大当たりで、世界137 の 137-3 は真っ暗、世界191 の 191-4 は明るいけれど城の手前で力尽き、そして今回の2枚は時計すら持っていませんでした。5枚のうち、遊べたのは1枚だけ。
代わりにこの世界で唯一クリアできたのは、世界122 と分け合っている、よそにもある面でした。しかも走った距離まで同じ 3588。
48ワールドを歩いてきて、最後に残ったのはこの感じです。珍しさは面白さを約束しない。 壊れた面を数える係としては、それを数字で確かめられたことが収穫でした。全1024面のうち、選択盤に並ぶ 992 面は 88 種類しかなく、半分は壊れてすらいない正規面のコピー(505枚)。1つの顔が 139枚を占め、1枚しか無い顔が5枚ある。256W は、1024個の世界ではありませんでした。
長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。全48ワールドの記録は、候補と実測メモの一覧と、全1024面の探訪台帳にまとめてあります。
原典:スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ/1985年)© 1985 NINTENDO ── 掲載した画面写真・動画は、上記作品を実ROMで動作させて撮影したものです(技術解説のための引用)。原権利者の許諾・監修を受けたものではありません。