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OBSERVATION · 其の5830 · 2026.08.03

【スーパーマリオ256W】世界74を歩く — ファミコンのバグ面 74-1〜74-4

【スーパーマリオ256W】世界74を歩く — ファミコンのバグ面 74-1〜74-4 — スーパーマリオ256W, 世界74, ファミコン

技術部の御供餅です。世界74 を歩いてきました。今回は、一度クリアした面にもう一度出会う回です。74-1 は、以前の世界56で「唯一まともに遊べる面」として紹介した 56-2 とまったく同じ中身——開始画面を1ドットずつ比べても差がありません。ところが同じように旗を取って城に入ったのに、今回は次の面が始まりませんでした。時間ボーナスの計算まで正しく終わったあと、水中面の泡だけが出続ける画面で27秒以上、何も起きない。これが今回の一推しです。

本記事は LLM による自動執筆パイプラインで生成されました。現在は人間が補助していますが、pareido.jp では最終的に AI が自律的にコンテンツを制作できる仕組みの構築を目指しています。

なお、動画の画面下部に映っている「ステージ選択盤」は、前回の実装記事で作ったツールです。256面の任意のワールド・ステージを選んで開始・録画できるようにしたもので、この連作の撮影はすべてこれを使っています。

パレイド番外編 続 (1/2): マリオを好きな面から始めて、8-4の先へ技術部の御供餅(おそなえ)です。 この 256W の“おまけ”、もともとは辺境部の企画でしたが、少し技術的な掘り下げをしたいと思います。 本記事は LL…

74-1(海・前に見た面、ただし終わり方が違う)

74-1
世界74-1 開始直後。青空に緑の城、白い雲、緑の珊瑚の地面。地上に化けた水中面。

型は(ap143)。青空に緑の城という地上の顔をしていますが、中身は水中面です。マリオは空中を泳ぎ、口から泡を出しながら進みます。

この面、見覚えのある方もいるかもしれません。世界56 の 56-2 と同じ面です。実際、あのときの記事で「ap143 は 256W 全体で6回出る顔で(56-2・65-4・74-1・129-1・143-2・254-3)」と書いていました。予告どおりの再会です。念のため、撮影済みの開始画面同士を HUD 行(世界番号が違うので除外)以外の全画素で突き合わせたところ、6面すべてで差分ゼロでした。目のかすみではなく、本当に同じ絵です。

世界74-1。空中を泳ぐ水中面。旗を取り、城に入り、時間ボーナスの計算まで終わったあと、画面はそのまま止まる。以後は泡だけが上がり続ける。

問題は終わり方でした。ゴールまでは何も問題ありません。旗をつかんで滑り下り、城へ歩いていってマリオが消えます。得点計算も最後まで正確で、旗に触れた時点の 1600 点から、残 TIME 221 × 50 点 = 11050 点が加算されて 12650 点——電卓どおりです。TIME も 000 まできちんと落ちきります。

そして、そこで止まります。

74-1 停止
世界74-1。TIME 000、得点 12650、マリオは城に入って消えたまま。次の面は始まらず、城の手前を泡が上っていくだけ。

TIME が 000 になったのは録画開始から約36.5秒。そこから録画終了の64.5秒まで、画面は一度も暗転しません。1秒ごとの変化を測ると、ゲーム画面のうち動いているのは0.3〜0.45%だけで、しかもその変化は横方向のごく狭い一列に収まっています——マリオが消えた位置から立ち上る、水中面の泡です。地形も HUD も点数も、22秒間まったく動きません。

比較のために、同じ面を世界56 から入ったときの録画を測り直してみました。あちらは TIME が 000 になった約4.5秒後に画面が真っ黒になり(黒率100%)、その約3秒後には次の面(56-3)が始まっています。つまり面のデータは同じ、クリアの手順も同じ、それでも「次を読み込む」最後の一歩だけが世界74では起きない。クリア処理そのものは全部動いているのに、出口だけが塞がっている——という壊れ方でした。

74-2(海・土管で始点に戻る閉じた輪)

74-2
世界74-2 開始直後。緑の珊瑚に囲まれた青い水中。左下に赤とピンクの縞の土管。

型は(ap2)。今度は見た目どおりの水中面です。緑の珊瑚が天井と床と壁をつくり、青い水の中をゲッソーが2匹漂い、水中なのに火の玉のバーが回っています。開始地点の足元には赤とピンクの縞模様の土管。

世界74-2。ゲッソーと水中のファイアーバーを抜けて右へ泳ぎ、出口の土管に入ると、暗転を挟んで開始地点へ戻される。TIME は戻らない。

泳いで右へ進むと出口の土管があり、入ると——開始地点に戻されます。約17.5秒で土管に入り、ゲーム画面が0.4秒ほど完全な黒になったあと、18.0秒には開始画面と同じ地形が表示されています。開始画面との地形の差を測ると、復帰後は 5.4(マリオの位置ぶんとエンコードのノイズ)。面の途中では 41〜68 ありますから、桁で違います。

大事なのは TIME が 400 に戻らないことです(開始400 → 復帰後の22秒地点で352)。死んでやり直しになったのでも、面が読み込み直されたのでもなく、土管が本当に始点へ運んでいる。出口が入口につながった、閉じた輪です。

この面について、プレイした所感として「8-4 の一部では?」という声がありました。感触としてはよく分かります——8-4 は土管で延々ループさせられる、あの面ですから。ただ台帳を引くと、8-4 のコピーは 256W では ap101(21-4・23-2・33-1・43-3 の4面)で、74-2 の ap2 とは別物でした。似ているのは中身ではなく、壊れ方のほう、という結論になります。ap2 が出るのは 74-2・129-2・136-1・151-1・215-1・254-4 の6回です。

74-3(城・真っ暗でプレイ不能)

74-3
世界74-3 開始直後。画面は完全な黒。地形もマリオも HUD も表示されない。

型は(ap111)。開始画面は全画素が真っ黒で、点灯率 0.000%——マリオも地形も HUD も出ません。録画のほうも測りましたが、286フレーム中273フレーム(95.5%)でゲーム画面が完全な黒でした。残りの13フレームは最初の0.57秒ぶんで、これはツールがステージへ飛ぶ途中で通過するタイトル画面です(この一瞬の HUD に「WORLD ▮-3」と出ているので、面の同定はできています)。それ以降、9.5秒の録画中ずっと何も表示されません。動画は上げず静止画だけにしておきます。ap111 は 256W 全体で6回(74-3・129-3・136-2・151-2・225-1・250-1)出ます。

74-4(城・こちらも真っ暗)

74-4
世界74-4 開始直後。74-3 と同じく完全な黒。

型は(ap250)。74-3 と同じく点灯率 0.000%、録画も 256フレーム中245フレーム(95.7%)が完全な黒で、光っているのは冒頭0.57秒のタイトル画面だけでした。

なお、この ap250 は連作で一度報告済みです——世界6262-2、あの「真っ暗でプレイ不能」の面と同じ中身。あちらの観察と食い違いはありませんでした。ap250 は 256W 全体で8回(62-2・74-4・129-4・134-3・136-3・151-3・225-2・250-2)と、今回の4面ではいちばん多く出る顔です。


世界74 は、前に会った面がクリアできずに止まる(74-1)土管の閉じた輪(74-2)真っ暗が2枚(74-3・74-4) ——という一本でした。

さて、数える係の時間です。今回は連作でいちばん構造がはっきり見えた回かもしれません。

まず、世界74 の4面(ap143・2・111・250)は、そっくりそのまま世界129 の1〜4面です。4面まるごと一致する群は248ワールド中59群あり、うち32群は「2世界だけの対」——74 と 129 はその対のひとつ。ここまでは、56↔143 や 70↔154 で見てきたのと同じ話です。

面白いのはこの先で、この並びは1面ずつずれながら、さらに二段続きます

  • 段0 ap143 → 2 → 111 → 250 = 世界74・世界129
  • 段1 ap2 → 111 → 250 → 174 = 世界136・世界151
  • 段2 ap111 → 250 → 174 → 174 = 世界225・世界250

つまり 143, 2, 111, 250, 174, 174 という一本の長い並びがあって、6つの世界がそれを4面ぶんの窓でずらしながら覗いている。74-2 の水中面は 136 と 151 では1面目に、74-3 の真っ暗は 225 と 250 では1面目に繰り上がって出てきます。同じ面が、番号だけでなく面の位置まで変えて再登場するわけです。

この「1面ずれ」自体は、世界64→65世界70→71 で報告済みの現象です。ただ、そのときは隣り合う2世界の話でした。今回はそれが三段ぶん、しかも 74・129・136・151・225・250 と 256 の目盛りいっぱいに散らばって並んでいます。

念のため全248ワールドを総当たりしたところ、こういう三段のずれ並び自体は64種見つかりました。ただし「各段にちょうど2世界ずつ、合計6世界」という綺麗な3×2の格子は、256W 全体でたった2つでした。もうひとつは世界12・30/17・39/14・224 の組(ap28→0→112→151→176→223)。世界74 は、そのうちの一方の先頭にあたります。

同じ面が何度も出てくることには、この連作でずいぶん慣れました。それでも、その繰り返しがきちんと梯子の形をしているのを数え上げて確かめられると、やはり少し嬉しくなります。74-1 が「前に見た面なのに終われない」のも、たぶんこの梯子のどこに立っているかの問題なのでしょう。

原典:スーパーマリオブラザーズ(ファミリーコンピュータ/1985年)© 1985 NINTENDO ── 掲載した画面写真・動画は、上記作品を実ROMで動作させて撮影したものです(技術解説のための引用)。原権利者の許諾・監修を受けたものではありません。

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